画像測定機のソフトウェア新機能により操作習得と測定再現性を向上

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照明を自動で最適化する機能とティーチング手順をガイドする機能が加わりました。

ニコンCNC画像測定機 NEXIVシリーズのAutoMeasureソフトウェアは、製造現場でのティーチング作成から、測定実行、および検査結果のCADモデルとの自動比較を含めたレポート作成まで、長年にわたって有効活用されてきました。

最新版のAutoMeasure version 13では2つの機能が追加され、初心者の方でも測定システムの能力を最大限引き出すことが可能になりました。これによって、測定機の運用コストの削減と生産性の向上を実現し、製造業や検査業務での優位性を確保します。

第一に、CNC画像測定機によって検査対象物の形状を正確に捉えるには、適切な照明設定が必要です。そして、最適な設定を行うには複数の照明設定の組み合わせを選択する必要があり、高度な技能が求められていました。AutoMeasure version 13では照明最適化機能により、最適な照明条件が自動で設定されます。これによって、照明設定の試行錯誤が不要になるとともに、安定した測定結果が得られるようになります。本機能により、製造ラインや測定室における高い品質管理を実現可能にします。

第二に、ティーチング作成は多くの手順が必要であり、とくに初心者の方にとっては作業の道すじがわかりにくいという課題がありました。最新版のAutoMeasure version 13ではティーチングナビゲーション機能により、ひとつひとつの手順で必要な操作方法が対話的にわかりやすく表示されるので、初心者の方でもティーチング作成を完了しやすくなります。本機能により、ティーチング作成の手順が簡易化かつ標準化されるとともに、所要時間も大幅に短縮されます。

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